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三鷹鍼灸院はりきゅうmoreブログ

【腰痛】腰を反らせると痛い場合の原因と対処法

2022.02.04

こんにちは、三鷹鍼灸院はりきゅうmoreの谷本です。


デスクワークや立ち仕事、スポーツなどさまざまな要因で腰の痛みを感じる方は多いです。
今回は、そんな腰痛のなかでも腰を反らせると痛い場合に原因となる可能性が高い筋肉やその対処法を紹介いたします。


腰痛の原因

 

腰痛の原因は、大きく分けて2つあります。 1つは、腰(脊柱)に由来するものです。

これは、主に加齢や外傷、感染や炎症、腫瘍などによって起こります。

椎間板ヘルニア、急性腰痛、腰椎分離症などがこれに該当します。 もう1つは、腰以外に由来するものです。

これは、血管の病気、泌尿器の病気、婦人科の病気、消化器の病気、腰以外の整形外科の病気、精神疾患や精神的なストレスなどによって起こります。

腰痛の原因は多岐にわたるため、正確な診断と治療のためには、専門医療機関の診察を受ける必要があります。

 

腰を反らせると痛いとき



実は、腰痛の85%は原因が分からないものと言われています。
レントゲンやMRIなどの検査で“これが明確な原因だ”と断定できるものは意外と少ないということです。
(画像で判断できる危険な腰痛を排除することはとても重要です)

近年、レントゲンには映らない85%の腰痛のうち、筋肉や筋膜が原因となる可能性が非常に高いということが分かってきています。

特に腰を反らせるときに痛い場合、「脊柱起立筋」と「多裂筋」という筋肉にトリガーポイントが形成されて痛みをだしてしまっている可能性があります。



「脊柱起立筋」は表層にあり、いわゆる背筋動作で筋肉の収縮を感じる筋肉です。

腸肋筋群、最長筋群、棘筋群に分けられますが、特に腰部では最長筋と腸肋筋の縁にトリガーポイントができやすいと言われています。

「多裂筋」は深層にあり、脊柱の際に付着して仙骨まで覆います。
骨盤の安定にも作用し、反り腰の場合は常に過緊張を強いられます。

慢性の腰痛の場合、まずは脊柱起立筋と多裂筋の状態はチェックしなければなりません。

筋肉や筋膜が腰痛の原因となっている場合、トリガーポイントに的確にアプローチすることが改善への近道といえるでしょう。



後ろに反らせて腰が痛かったときの対処法


反らせると痛い腰痛の場合、腰部のトリガーポイントだけではなく股関節の硬さがある場合がほとんどです。

この硬さをとっていかないと、いくら腰の筋肉や筋膜を緩めても痛みが再発する可能性が高いです。




股関節において、お尻の筋肉もとても大切ですが、腰を反らせる際の痛みには意外にも前側の筋肉のストレッチが有効なことが多いです。


特に太ももの前面の「大腿四頭筋」や股関節前面の「腸腰筋」をよく伸ばしてあげましょう。

デスクワークなど座り時間の増加でこの部分が硬い方は非常に多いです。

股関節が動かない分を、腰椎が補うために腰痛に繋がると言われています。


股関節の柔軟性を獲得することにより、腰部にかかる負担が減らしていきましょう。

腰を伸ばすと痛いとき

以上、腰を反らせると痛い場合の原因と対処法について解説いたしました。

実は「腰を伸ばすと痛みを感じる」という人も多いのですが、その原因もほぼ上記で説明したものに該当するケースが多いです。

よって、日ごろ太ももの前面を伸ばすストレッチをぜひ実践してみてください。




ストレッチをしてみてもなかなか痛みが減らない場合は、ぜひ一度ご相談ください。

的確なトリガーポイントへのアプローチとエクササイズ指導をご提案させていただきます。


三鷹・吉祥寺の鍼灸院
はりきゅうmore
東京都武蔵野市中町1-28-1紺屋ビル1F

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※この情報は鍼灸師として15年間第一線で活躍した院長 谷本 康が記述しており、日本で代替医療に分類されている国家資格を持っております。当院では、鍼灸療法について正しい知識をお伝えするために日々努めております。痛みなどのお悩みの方は是非当院までお越しください。(※鍼灸療法には、個人差がありますので、予め十分な時間を確保の上、説明を行います。)