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三鷹鍼灸院はりきゅうmoreブログ

鍼に電気を流す? 鍼通電に期待できる効果とは

2024.11.06

こんにちは、三鷹・吉祥寺の鍼灸院はりきゅう院moreの谷本です。


今回は鍼に電気を流す鍼通電療法についてです。

moreでは、主に痛みやコリを感じている組織付近の筋膜やそのまわりの脂肪組織などに対してポイントに鍼を打っていきます。

筋肉と筋肉の間や皮下など狙う組織により深さや使用する鍼の本数などはさまざまです。

その中で必要に応じて、鍼に通電して筋肉を動かしたりすることもあります。



鍼通電で期待できる効果


鍼通電により

・鎮痛作用
・筋緊張の緩和や血液循環の促進
・肩こり、腰痛などの痛みやコリの軽減
・ストレス、疲労軽減などメンタルへの作用
・自律神経の調節

などが期待できます。

また頭部や顔面部に対して行うことで頭痛、眼精疲労のほか、むくみ解消やリフトアップ、顔のくすみ緩和など美容目的にも用いられています。


鍼通電のメリット


鍼通電を一定時間おこなうことで鎮痛作用をもつβエンドルフィン、エンケファリン、ダイノルフィンといった内因性オピオイドという物質が生体内に生成されます。
これは自律神経にも深く関係すると言われています。

また、電気を感じないレベルでかける微弱電流(マイクロカレント)は血管を拡張し血流の改善が期待できたり、ATPの生成やタンパク質の合成を促進させ損傷した組織の回復を早める効果があると言われています。

これらはマッサージやストレッチなどではだすことのできないものになります。


電気鍼の流れ


当院の電気鍼治療は、まず通常の鍼治療と同様に、身体の治療が必要な部位に鍼を刺すところから始まります。

症状や体質に応じて、適切な深さと角度で鍼を打ち、筋肉や神経に的確にアプローチします。

その後、鍼に専用の電極を取り付け、ごく微弱な電流を流す準備を整えます。

電気刺激は一定のリズムや強さで調整され、心地よい刺激として筋肉や神経を揺さぶるように働きかけます。

この電気的な刺激によって血流の促進や筋肉の緊張の緩和が期待され、手技だけでは届きにくい深部のコリや神経の興奮を穏やかに整える効果が期待できます。

電気鍼の注意点

電気鍼治療は副作用の少ない施術とされていますが、施術後にだるさや眠気、一時的な痛みや内出血が出ることがあります。

多くは一過性の反応で、身体が刺激に適応する過程と考えられます。ただし、心臓疾患やペースメーカーを使用されている方、妊娠中の方には施術を控えていただいております。

また、電気刺激に敏感な体質の方や、体内に金属がある方は事前のご相談をお願いしています。安全を最優先に、丁寧な対応を心がけています。

ひとりひとりに合った適切な施術の選択


三鷹鍼灸院はりきゅう院moreではしっかりとしたカウンセリングや動作チェックなどで身体の状態を把握して、なるべく少ない刺激量で高い効果を出していけるように施術方法を決定していきます。

必要に応じて鍼の長さや太さや本数、通電の有無を考え、その他、超音波治療器や電子温灸器の使用などをひとりひとりのお身体の状態や症状に応じて最善の選択ができるように組み立てていきます。

また施術についてなるべく分かりやすいように説明させていただきます。


お困りの方はぜひ三鷹・吉祥寺の鍼灸院はりきゅう院moreにご相談ください。

※この情報は鍼灸師として16年間第一線で活躍した院長 谷本 康が記述しており、日本で代替医療に分類されている国家資格を持っております。当院では、鍼灸療法について正しい知識をお伝えするために日々努めております。痛みなどのお悩みの方は是非当院までお越しください。(※鍼灸療法には、個人差がありますので、予め十分な時間を確保の上、説明を行います。)