睡眠不足と痛み(慢性的な肩こり腰痛など)の関係
2023.10.17
こんにちは、三鷹鍼灸院はりきゅうmoreの谷本です。
みなさんは睡眠と痛みが関係することはご存知でしょうか。
睡眠不足になることにより、脳の働きが鈍りパフォーマンスの低下や身体の代謝の低下、生活習慣病のリスク増など身体のあらゆる面での悪影響がでてくると言われます。
具体的な症状として
・日中の眠気、注意力の散漫、疲れや種々の体調不良
・首肩こりや頭痛
・手足の冷え
・自律神経の乱れ
などが考えられます。
古くから睡眠と肩こりや腰痛などの慢性的な痛みは経験的・体験的に影響することは知られていましたが、2017年の医学誌「Nature Medicine」にて科学的にその相互影響について正式に発表され、わかりやすくまとめると、睡眠不足や眠りの質の低下があると、痛覚が過敏(痛みを感じやすい状態)になることがわかりました。
睡眠不足になると、下降性疼痛抑制系の機能が低下するためと考えられています。
その他、睡眠不足と痛みについては下記の可能性があることが分かりました。
・睡眠時間が6時間未満だと翌日の痛みが大きくなる
・若年時の睡眠の量や質は将来的な腰痛や頚部痛の発生と関係する
・昼寝をすると痛みの閾値が回復する
以上より、
慢性的に肩こり腰痛などがある方は、日頃の睡眠時間や睡眠の質に目を向けてみてはいかがでしょうか。
もし、お仕事や生活サイクルで睡眠時間を確保することが難しい場合は、昼寝など仮眠の時間が少しでも取れると違うようです。
また睡眠の質の向上を目的に鍼灸施術を行うこともおすすめです。
鍼灸施術には自律神経を整える効果が期待でき、リラックスしやすいお身体を作ることができると言われています。
睡眠時間の確保が難しい方は、眠りの質を高める鍼灸施術でお身体を整えていきましょう。
※この情報は鍼灸師として15年間第一線で活躍した院長 谷本 康が記述しており、日本で代替医療に分類されている国家資格を持っております。当院では、鍼灸療法について正しい知識をお伝えするために日々努めております。痛みなどのお悩みの方は是非当院までお越しください。(※鍼灸療法には、個人差がありますので、予め十分な時間を確保の上、説明を行います。)