後頭下筋群と姿勢 【首に鍼灸施術がおすすめな理由】
2024.01.25
こんにちは、三鷹鍼灸院はりきゅうmoreの谷本です。
今回は首の深部に位置する後頭下筋と姿勢についてです。
後頭下筋群
後頭下筋群は
①小後頭直筋
②大後頭直筋
③上頭斜筋
④下頭斜筋
で構成され頭蓋骨と頸椎1番と2番を繋ぎます。
後頭下筋は後頭部と首の付け根の最深部にあり、頭部の後屈や側屈、回旋の動作に関わります。
この筋肉にトリガーポイントが形成されると頭痛や首肩コリ、めまいや自律神経症状が出現しやすくなります。
その他に姿勢にも関与すると言われています。
ストレートネックや猫背などでは頭が肩よりも前方にでるような姿勢になります。
前方のものをみるために顎が上がる姿勢となり、その際、上位頸椎のみを伸展させてバランスを取ろうとします。
デスクワークが多い方は心当たりがある方も多い姿勢だと思います。
この頭が前に出る「頭部前方位」の姿勢では常に後頭下筋群を収縮させた状態となります。
この状態が続くとさまざまなお身体の不調が出やすくなります。
姿勢を正すために
上記で説明したように、姿勢を良くしようと背中をピンと伸ばしたり胸を張ってみたりしてもなかなか改善が難しい理由に、後頭下筋群も関係すると考えられます。
姿勢改善には胸椎や股関節の可動性アップもとても大事ですが、上位頸椎のロックを外して顎が引けるような状態を作ってあげることもとても大切です。
後頭下筋群を緩めるには鍼灸がおすすめ
後頭下筋は首の最深部に位置するため、なかなかストレッチをしても目的の筋肉まで伸ばすことが難しい筋肉です。
そこで、鍼でピンポイントにアプローチをして緩めていくことをおすすめしております。
鍼がコリに当たるとズーンとした独特なひびきをだしますが、しっかりと力が抜けて脱力する感覚を感じていただけると思います。
長年、首コリや姿勢にお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
※この情報は鍼灸師として15年間第一線で活躍した院長 谷本 康が記述しており、日本で代替医療に分類されている国家資格を持っております。当院では、鍼灸療法について正しい知識をお伝えするために日々努めております。痛みなどのお悩みの方は是非当院までお越しください。(※鍼灸療法には、個人差がありますので、予め十分な時間を確保の上、説明を行います。)